最近めっきり活字が読めなくなってしまって、生きづらいのである。
生きづらいって、別に生きるために活字が必要なわけではないのだけれど、元々世の中とかみ合わない私から活字をとったら、ますます視界がぼやけてしまうことだよ。
なぜ、活字が読めないのかというと、これはきっとiPhoneのせいなのだ。
かまぼこ板を一回り大きくした程度のこの機械に、私の時間とエネルギーは吸い取られてしまっている。
時間を吸い取られえているというのは、なかなか上手い表現だと思う。
本当にそういう心地だからだ。
あと5分のつもりが、あっという間に何時間も経過してしまう。
なんと人生を無駄にしていること!
今一番の不安は「ぼけること」である。
いろいろあってノイローゼの経た私は、以前よりよっぽど頭が悪くなってしまった自覚がある。
集中力も、頭の回転の速さもなくなった。(これは、とても悲しい。)
でも、いずれ、また前のように戻ると、そう信じて過ごしてきたけれど、戻る予兆はこれっぽっちもない。むしろ、悪化の一途である。言葉が出てこなくて、ニュアンスでごまかそうとすることが増えた。「あれの、あれです」なんて全く具体性のないままやり過ごすこともある。
このまま、老いて、衰えて、忘れていくんだわ。
そんなのって、あれだわ!あれよ!
0コメント